ワクチンの特徴及び接種上の注意点

5. 麻しんワクチン

 (1)特 徴

  弱毒化した麻しんウイルスを凍結乾燥した生ワクチンであり、添付の溶解液(局方蒸留水)で溶解し使用する。高温に弱い生ワクチン株を使用しているので保管に注意する(5℃以下の冷蔵庫又は冷凍庫)。

 (2)接種上の注意点

  潜伏期に接種してしまった場合は野生株による発症をみるが、ワクチンのために重症化することはない

ガンマグロブリンの注射を受けたものは、ワクチンウイルスの増殖がうまくゆかないおそれがあるので、3カ月(カンマグロブリンの大量療法の場合は6カ月)接種を延期する。

 附 緊急時の接種 潜伏期の2日以内に接種すれば自然麻しんの発症を防ぐことが可能である。しかし、接種後に脳炎などを起した時、自然麻しんか予防接種によるものか因果関係をめぐって混乱をきたすので、一般家庭では緊急時の接種は避ける。兄弟の1人が麻しんの発症があった場合、他の兄弟はすでに感染後3-4日を経過しているので、接種はしない。