大症状
A.立ちくらみ、あるいはめまいを起こしやすい。
B.立っていると気持ちが悪くなる、ひどくなると倒れる。
C.入浴時あるいは嫌なことを見聞すると気持ちが悪くなる。
D.少し動くと動きあるいは息切れがする。
E.朝起きが悪く、午前中調子が悪い。
小症状
a.顔色が青白い。
b.食欲不振。
c.さい仙痛をときどき訴える。
d.倦怠あるいは疲れやすい。
e.頭痛をしばしば訴える。
f.乗り物に酔いやすい。
g.起立試験で脈圧狭少16mmHg以上。
h.起立試験で収縮期血圧低下21mmHg以上。
i.起立試験で脈拍数増加1分21以上。
j.起立試験で立位心電図T1 T2 の0.5 mV以上の減高、その他の、変化。
判定
以上の症状のうち
◆大症状1と小症状3以上
◆大症状2と小症状1以上
◆大症状3以上??? の場合を起立性調節障害と診断する。
起立性調節障害診断基準
起立性調節障害はめまい、立ちくらみを主徴とする症候群(病気)で、
自律神経失調によるものです。年長児に見られ、循環器系症状の他に
腹痛、頭痛なども訴えます。この病気には体質的な素地、精神的な面が
かなり関与していますので、精神面とともに積極的な鍛練が必要です。
また、このような症状は貧血、結核、甲状腺の病気、慢性肝炎、慢性腎炎、
その他の病気によっても出ることがありますので、慢性の病気を除外する
必要があります。
登校拒否を疑わせる特徴
(1)朝起きの悪さや午前中の不調は日曜、祝日には認められない。
(2)朝に欠席を決めたとたんに元気になった。
(3)決まった曜日(とくに月曜日)に体調をくずす。
(4)登校前に吐気を訴えたり時には嘔吐する。
(5)秋の運動会ごろから冬季にかけて発症した。
(6)小学低・中学年でODが発症した。
ODを疑わせる特徴
(1)家族、特に両親がODである(特に男子例)
(2)眼前暗黒感を伴う強い立ちくらみを繰り返す。
(3)冬季には改善していたが、春期前後から再び悪化した。
繰り返す失神発作や、やせた体形もODで多いのが多いが特徴的でない。
水銀血圧計のマンシェットを装着し臥位血圧を測定する。起立後、直ちに
血圧測定を開始し、30秒後の血圧値をもとめる。収縮期圧が前値に回復
していない症例は血圧回復が遅れていると判断でき、ODの可能性が高い。