W学童期-思春期の便秘

 この頃になると

弛緩性便秘の他に痙攣性便秘もしばしば見られるようになる。後者はいわゆる自律神経失調症状を伴ったり、下痢と交替しておこったりすることが多い。いずれにせよまず生活を規則正しくすることに勉めることが大切である。食事を規則正しく摂取し、毎朝食後に排便する習慣をつける。便意があるときにがまんさせずすぐ便所に行くようにさせる。食事は弛緩性便秘では野菜、果物を多く取るようにし、又、早朝起床時にコップ1杯の冷水をのませて胃大腸反射を誘発する。しかし痙攣性便秘ではむしろ食事性刺激を少なくした方がよいので、野菜類はあまり多くせず、バランスのとれた食事を与えるようにする。

 薬物療法は補助的手段であるが、排便の習慣をつけるために最小限使用する。まず酸化マグネシウム、Bulkoseなどを試み、刺激性下剤としてはせいぜいラキソベロン、フェノバリン程度にとどめるべきであろう。痙攣性便秘ではむしろ鎮静剤、鎮痙剤を主として与えた方がよい。 Phenobalbital,diazepamなどを鎮静剤としてもちい、鎮痙剤としてext.scopoliaeを加える。