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いわゆるかぜは上気道炎で358頁を参照されたいが、発熱もさしてなく軽度の咳
鼻漏程度の場合が実際には多数をしめる。
その大部分はウイルス性であるので、特別な原因療法はない。
従ってその治療は次の程度でよいであろう。
発熱が38度をこえる場合(あるいは特に細菌感染症が疑われる場合)には、細菌の混合感染の
予防の意味で抗生剤を短期間に限り用いてもよい。
ただし使用する以上は通常の使用量を下熱後1日までは用いたい。
解熱剤は原則的には用いたくないが使うならばアセトアミノフェン(カロナール)程度にする。
咳、鼻漏には対症的に鎮咳剤、抗ヒスタミン剤などを与えるが、鼻漏のみの症例には効果は
期待しにくい。
著しい鼻水のある場合や鼻閉の時は、プリビナPrivinaなどの点鼻剤を綿棒で鼻腔に
つけてやるとよい。
これらの点鼻剤はごく稀にショックをおこすことがあるので、多量に滴下するのは避ける。
うがいは年長児にはすすめてよいが、年少児には当然むつかしい。
特に薬剤を与える必要はなく、誤って飲み込んでもよいように水でさせて差し支えない。
ルゴ−ル等を塗咽するのは、成人にはあと気持がよい利点があるが小児には必要でない。
むしろ医者嫌いにする原因になりかねないので行いたくない。
最近は、診療所でも簡単に白血球数の検査、CRPの定量ができるので行っているが
白血球数の増加、CRPの強い陽性がおおく、びっくりすることが多い。
以前言われていたような80−90%がウイルスであると判断するのには疑問を感じる。
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