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夜泣きは屡々両親を困らせるし、現在の住宅事情のもとではなおさらであるが昼間気嫌がよく
元気な乳児であれば疾病にもとづくことはないと考えてよい。
従来蟯虫症が原因としてあげられており、検査の必要もあろうが現在では頻度は低い。
夜泣きの原因として多いのは、昼夜を間違えている例、昼間寝ていて夜になると目覚めて泣く
睡眠時間のペ一スを直してやる必要があり、場合によってはは2−3日間、夜睡眠剤を用いても
よい。
夜間空腹 を訴えて泣く、5−6カ月ごろになって食欲の多い乳児でみうける。
睡眠前の授乳量を充分に与える、場合によっては最終回のミルクに穀粉を加える、離乳食を
おそく与える、などの方法で効果のあることが多い。
大きな乳児でも空腹を訴える場合にはミルクを夜間に与えても差し支えない。
高い室温,着せすぎなどによる気分不良を訴えて泣く。
昼間はしゃぎすぎ,興奮して,あるいは夢をみて泣く。
このような場合は環境や昼間の遊ばせ方などに配慮するなどがあげられよう。
両親が仕事の関係で就床起床のおそい場合は、乳幼児の就寝もおそくなるのは或程度
差し支えない。
親の生活時間にあわせてやっても障害はなく、親子ともに都合がよい筈である。
早寝、早起きの習慣は保育園、幼椎園に行く年齢になり、昼間の運動が活発になってから
つけることができる。
非常に神経質な小児では両親の育児態度をのんびりしたものにかえるよう指導する必要がある。
なお母親が乳児の睡眠時間の短いことを訴えることも多いが、健康な乳児が寝不足することは
通常ないので、心配いらぬ旨教えて差し支えない。
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