■ たべものの好き嫌いをする(偏食) ■ 
 


偏食は幼児をもつ母親にとって屡々脳みのたねになる。

栄養学的には、全体としてバランスのとれた食事をしていればよいので、例えば、魚を

食ベなくても肉や卵を食ベればよいし、たにんじんを食ベなくてもこれに相当する野菜を

食ベれば良いわけである。

しかし、食ベない食品が多かったり、日常よく用いる食品が食ベられなかったりすると

栄養面にも影響が出てくるし、不経済なことにもなる。

偏食や少食になり易いのは、離乳期3-4歳頃である。

離乳期では離乳開始が9カ月以後にまで遅れたり、与える食物が偏っていた場合などに

偏食のおこる子がある。

離乳期の食物は、最初は味に慣れさせるつもりで少量から始め、もし、いやがるようなら

4−5日位待って好きな物と組み合わせたり、調理法を変えたりして、また試みるのであるが

この時期からなるベく多くの食物や色々な味、口あたりなどにならすように心掛けることが

大切である。

幼児期になると自我意識が発達し、気むずかしくなり、何事にも拒否の態度を示すように

なるものである。

また食欲も乳児期ほど、旺盛なものではなくなるし、自分の好みもはっきりしてくる。

このような時に、親が子供の食事を気にしすぎたり、食ベたがらないのを無理に食ベさせ

ようとしたりすると、子供はますます食ベたがらなくなる。

また食ベないからと言って、がっかりした様子を見せたり、食ベないと大きくなれないなどと

やかましく言うと、子供は食事をするのが楽しくなくなってしまう。

嫌いな物を食ベた時に褒美を与えたり、ほめたりするのも感心しないこうすると子供は親の

関心を引こうとして、わだと食べないまた幼児にとってカフェイン等の刺激剤の入った

飲食物も好ましくない。

例えば、チョコレ一ト,コ一ヒ一,緑茶,紅茶,コ一ラ類などは少量づつ、または薄めて与え

夕方以後は与えないようにする。

なお、健康児の食欲不振に対しanabolic steroid剤を与えることは避けなくてはならぬ。

また卵はすぐれた栄養源の食物であるが、コレステロ一ル含量も高いため大量を長期間与える

ことは避けるベきであるともいわれ、1日2個 程度にとどめるのがよいと考えられる。

小児が好きでも同じ食品ばかりをつづけると飽きて食ベなくなり、あとで因ることもある。