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通常の臍ヘルニアは自然治癒する例が多く、また嵌頓の危険性も少ないので、乳児期に
手術する必要はない。
ばんそうこう固定によって治癒が早くなることはないという報告もあるが、固定を行うので
あればヘルニアを整復した状態で腹部の皮をつまみよせるようにし、ばんそうこうで
固定するのがよいとされる。
硬貨などをガ−ゼでくるんで局部に押しつける固定法は用いない。
ばんそうこうによる皮膚のかぶれ、不潔化に注意する。
これに反し、鼠径ヘルニアは自然治癒率が低く、嵌頓の危険率も高い(10%との報告もあり)
こと、乳児の自由な運動を阻止することがあり、小児が大きくなるとかえって手術しにくい
などの理由によって3カ月以後の乳児期のなるベく早期に手術をすベきであるといわれている。
ただし乳児になれた麻酔医、小児外科医のもとへ患児を送れることが必要条件である。
ヘルニアバンドは原則として用いない。
手術をせぬ場合は、母親に頓のおそれのあること、その時の症状、医師のもとへすぐつれて
ゆくことなどをよく指示しておく。
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