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室温は20°C前後に保ちしかも換気がよければ申し分はないが現状では、不可能と
いえるし,また新生児期,罹病時をのぞけば余りにも理想的な屋内環境はむしろ弱い体質を
つくることにもなりかね ない.居住地,住居,経済状態に応じ,case by caseで指導
助言 をする必要がある。
室温をある程度快適に保つためには,ことに寒冷期の暖房は必要である。
暖房には,室内の空気を汚さぬためには電気暖房器具が適 当である。
費用のかかる難点はあるが,幼若乳児期,とくにねかせたまま目を離すような時には
故障のおそれのない電気器具を用いたい.セントラルヒ−ティングであれば問題はない。
ガス,石油,煉炭,石炭などのスト−ブや火鉢を用いる場合には、換気に十分に 気をつけ
不完全燃燃や空気の汚れ,火事のおそれなどについてたえず配慮する習慣をつけさせる。
最近の建物ほ気密性がよいので特に注意が必要である.またガススト−ブの場合などは
燃焼とともに 水分を発生するが,電気が熱源の場合などは室内の湿気を保つため、湯を
わかすあるいはぬれタオルをかけるなどすることが必要となる。
乳児のねているところへすき間風が入ってしまう場合には、ベットの枠に布を
とりつけるか、枕もとに衝立をおいてやるだけでかなり寒さが防げる。
添寝は幼若乳児では窒息の危険があるのでさける。
暑い季節には,風が外から直接あたらずに風通しのよい場所をえらんでねかせてやる。
扇風機
はなるベく避けたいが,寝つくまでの10−20分間を弱風にし、かつ首振りにして
少し離れたところにおく程度は差し支えない.強い気流がたえず乳児の肌に当たることは
体温を過度に奪うなどの理由で不測の事故をおこす危険がある。
冷房
を用いる際には、冷風の直接あたらぬ場所にねかせ,弱冷 断続の程度にして外気との
温度差を4−5度以内におさえたい、これは年長児、成人にとっても必要であり、
外から入った時涼しく感じる程度でないと、自律神経の変調をきたし、いわゆる冷房病に
かかったり,適応力の弱い虚弱な体質をつくったりする原因ともなりかねない
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