■ 持異1gE抗体(RAST) ■ 
 



D 持異1gE抗体(RAST)

抗原の検索は即時型アレルギ一反応の診断、治療には必須である。

従来から皮膚を用いた検査が頻用されてきた。しかしより負担の少ない血漬学的診断法が

のぞまれていた。

現在
RAST検査は持異1gE抗体の測定法として 定着している。

近年RAST以外CAP、MAST、AlaSTAT、QAS、PASTなどが

実用化されている。

利点として
1)患者に ショック、過敏半納誘発などの危険がない。

2)薬剤の影響が少ない。

3)幼児、全身に皮膚炎のある患者でも施行できる。

4)標準血清の 抗体価がわかればより定量的になる。

欠点として一部アレルゲンでは 感度が鈍く,偽陰性がでる。

現在RAST法またはCAP法が一番よ く使用されている。

現在検索可能なアレルゲンの数は150以上になっている。

判定は 標準血清をもとにしてPRUで表される。

0−4(CAPでは0一6)までのスコア化して評価されている。

スコア2以上を陽牲と判定している。

皮膚反応,誘発試験などと高い相関がある。

スコア一3以上の場合、食物アレルギ−の存在が強く疑われる。

ただしスコア一2以下でも、偽陰性、偽陽牲も多いことからRASTのみで

食物アレルギ一を診断する事は慎重を要する。

RAST値は生後5一6ケ月には陽性率が一定になるので,
検査を実施するのは

生後5ヵ月以降が良いとおもわれる
。しかし症状の強い患児の場合には早期の検査

必要となる。検査項目としては
乳児期には鶏卵牛乳,大豆は必須項目である。

幼児期にはさらに米,小麦などの項目の検査の追加が必要となる。

その他に既往歴、症状に応じて検査項目を選択することが重要となる。