D 持異1gE抗体(RAST)
抗原の検索は即時型アレルギ一反応の診断、治療には必須である。
従来から皮膚を用いた検査が頻用されてきた。しかしより負担の少ない血漬学的診断法が
のぞまれていた。
現在RAST検査は持異1gE抗体の測定法として 定着している。
近年RAST以外CAP、MAST、AlaSTAT、QAS、PASTなどが
実用化されている。
利点として1)患者に ショック、過敏半納誘発などの危険がない。
2)薬剤の影響が少ない。
3)幼児、全身に皮膚炎のある患者でも施行できる。
4)標準血清の 抗体価がわかればより定量的になる。
欠点として一部アレルゲンでは 感度が鈍く,偽陰性がでる。
現在RAST法またはCAP法が一番よ く使用されている。
現在検索可能なアレルゲンの数は150以上になっている。
判定は 標準血清をもとにしてPRUで表される。
0−4(CAPでは0一6)までのスコア化して評価されている。
スコア2以上を陽牲と判定している。
皮膚反応,誘発試験などと高い相関がある。
スコア一3以上の場合、食物アレルギ−の存在が強く疑われる。
ただしスコア一2以下でも、偽陰性、偽陽牲も多いことからRASTのみで
食物アレルギ一を診断する事は慎重を要する。
RAST値は生後5一6ケ月には陽性率が一定になるので,検査を実施するのは
生後5ヵ月以降が良いとおもわれる。しかし症状の強い患児の場合には早期の検査が
必要となる。検査項目としては乳児期には鶏卵,牛乳,大豆は必須項目である。
幼児期にはさらに米,小麦などの項目の検査の追加が必要となる。
その他に既往歴、症状に応じて検査項目を選択することが重要となる。